御酒神社(垂穂)

三木市細川町垂穂(たれほ) 御酒神社

祭礼日:10月体育の日直前の土・日曜日
交通:神姫バス「宮前」バス停下車すぐ
  祭神は、大日霊貴命、大己貴命、天児屋根命。往古は、岩宮といわれ、社殿を有せず、大きな一枚岩を、神社として崇敬していた。天応元年(781年)に、岩のそばに社殿を建立。大己貴命を奉祀し、社号を御坂神社とした。仁平二年(1152年)、社殿を再建した時、霊夢のお告げによって、氏子内に美酒の醸造家が現れたので、社号を御酒神社としたとされている。後、天照大神(大日霊貴命)、春日大神(天児屋根命)を祀って、御酒三社大明神と崇めたが、天正七年(1579年)、三木合戦により、悉く焼失した。寛文七年(1667年)に、社殿を再建。明治七年二月、旧村社となった。

御酒神社宮付屋台
  先代屋台は、明治29年神出町古神より購入と伝わる平屋根屋台だったが、平成17年、姫路市山田町西多田より反り屋根の出物があり、購入。9月25日に入魂式を行った。
  珍しい球形の昼提灯と、狭間、鳴り太鼓は先代屋台より受け継いだ。担ぎ棒は、姫路市にあった頃の角棒から、丸棒に変更された。梵天は、前後に二対の海老。狭間は、「平景清錣(しころ)引き」「源義経八艘跳び」「須磨一の谷の合戦(敦盛呼び戻す熊谷直実)」等、水引幕は、富士の巻狩り。高欄掛けは、壇ノ浦の合戦が刺繍されている。
屋台の運行は、氏子八地区を六つのブロックに分けて輪番で行われる。
神社前の県道で担ぐ御酒神社屋台(平成20年)
御酒神社屋台
狭間
「源義経八艘跳び」
水引幕
水引幕「富士の巻狩り」
この地方では珍しい、球形の昼提灯⇒
昼提灯


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