屋台を温ねる(5)

西条八幡神社(神野町)
この雲板は、昭和59年まで加古川市神野町西条八幡神社の子供屋台の狭間として使用されていた。元々は、下西条村北条というところの郷蔵(食糧庫)に保存されていたもの。昭和10年、社殿修築に合わせて、姫路市大塩より神輿屋根型屋台を購入(この屋台の伊達綱も境内に奉納)。同時に作られた子供屋台に、狭間として組み込まれた。このことから、明治期に平屋根型布団屋台が存在していたことが推測される。現在は役目を終えて、境内に奉納されている。

子供屋台の狭間として使用されていた雲板彫刻
彫刻

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